今日は「これからの東京は東地区が劇的に進化していくのではないか」という筆者の考えを述べたいと思います。
2011年現在、東京の主要な地区は西側に集中している言えます。
どこを境目に東と西に分かれるのかということですが、はっきりとしたラインがあるわけではありません。が、だいたい山手線を縦にわったラインの左側が西側、右側が東側と考えて差し支えないでしょう。
西側の主要地区(つまり東京の主要地区)を挙げると、都庁のある新宿、外資系企業の集まる六本木をはじめ、渋谷、恵比寿、池袋、品川等です。
東側で頑張っている地区は、東京駅周辺(丸の内、大手町、日本橋)、銀座、観光名所として浅草くらいでしょうか。
どう考えても現時点では西側に軍配が上がります。
それを裏付けるかのように、住みたい街ランキングでは吉祥寺がトップの常連であり、高級住宅地と呼ばれる、白金、高輪、目黒、青山、自由が丘等は全て西地区に位置しています。
しかし、ここにきて東側が激しく進化する兆し、いや既にスゴイ勢いで追い上げを見せています。
≪東側がアツイ理由1≫
東京駅自体のさらなる開発。
東側の一番の主要地区はなんと言っても東京駅前でしょう。そもそも、各新幹線の発着点である東京駅は日本の鉄道の要。というか聖地です。そんな東京駅がここにきて飲食店や土産物屋等のショップが充実したグランスタ(いわゆるエキナカ)やラーメンストリート等を開業しました。ラーメンストリートの人気店には連日、行列ができているほどです。
また、東京駅舎も丸の内側のレンガ造りを復活させる大規模改修工事中です。
≪東側がアツイ理由2≫
東京駅の開発に東京駅前の開発も負けてはいません。
まず、丸の内の中央郵便局跡地に新しい郵便局のビルが建設中で、これが完成すれば、丸ビル、新丸ビル、丸の内オアゾ等の巨大ビル街はますます華やかなものとなるでしょう。
次に、東京駅から程近い皇居に隣接する場所にパレスホテルが巨大なビルを建設中で、「ビルからは皇居が丸見えなんじゃないか」と余計な心配をしてしまいます(笑)
≪東側がアツイ理由3≫
日本橋の再開発。
三越をはじめ日本を代表する老舗が多く集まる日本橋地区。
ですので、知名度はもともと抜群に高かったのですが、敷居が高く普通の人がちょっと近寄り難いイメージがあったのは事実です。それがここにきて大きく改善しつつあります。
改善の象徴となったのは、コレド日本橋、コレド室町といった大型商業ビルの登場です。
これらのビルに言えることは日本橋の伝統を尊重しつつ、誰もが気軽に利用できる施設になっている点です。その証拠に、コレド室町には、「にんべん」や「木屋」等の日本橋を代表する老舗がテナントとして入っており、誰もが気軽に立ち寄れるようになっています。
≪東側がアツイ理由4≫
文化発信基地としての秋葉原の存在。
東京の東側で秋葉原を外すわけにはいきません。
オタク文化の聖地であり、今、最もホットなアイドルグループ「AKB48」は秋葉原から生まれたのです。もはや世界の"Akiba"と言っても過言ではないでしょう。
≪東側がアツイ理由5≫
東京スカイツリーの建設。
完成すれば、自立式電波塔として世界一の高さ(634メートル)となる東京スカイツリー、浅草から東へ約1キロ、押上、業平橋地区に2011年5月22日の開業を目指して建設中です。
かつて「東京タワー」が東京の近代化の象徴となったように、「東京スカイツリー」が今後の東京の発展の象徴になることが期待されています。未完成の現在でも既に多くの観光客が訪れていることからも期待度の高さがうかがえます。
ここまで、東京の東側がアツイ理由を挙げてきたわけですが、同意していただける点も多いのではないでしょうか。
東京の東側の発展から目が離せません♪
この情報のオススメ度:★★★★☆
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